四国霊場71番札所・弥谷寺(香川県三豊市)から77番札所・道隆寺(香川県仲多度郡多度津町)までの7カ寺が3日から、新たに「季節の御朱印」の授与を始めた。基本的なデザインをそろえた上で寺ごとに異なる7色の御朱印を作成、7カ寺を巡る「七カ所まいり」を楽しんでもらう。


四国霊場7カ寺が作成した季節の御朱印

四国霊場7カ寺が作成した季節の御朱印


 七カ所まいりは、八十八カ所霊場を全て巡ることが困難な人が短期間で巡礼できる遍路コースの一つとして、江戸時代から親しまれている。お寺を身近に感じてもらい、四国遍路の呼び水にしようと、今回の御朱印を企画した。
 御朱印の大きさは縦16センチ、横11センチ。モミジの絵柄の台紙に、弥谷寺の大黒天など、各寺がまつっている七福神を配した。文字の色は青、紫、緑など寺ごとに変え、7カ寺を回ると7色の鮮やかな御朱印を集めることができる。1枚500円で、寺名と七福神名が箔(はく)押しされた専用袋が付く。
 7カ寺では3日から13日まで、手水(ちょうず)舎の鉢に花などを浮かべる「七カ所まいり 花めぐり」も開催。各寺ごとに趣向を凝らした花手水を設けている。

(四国新聞・2022/11/04掲載)


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