香川県仲多度郡琴平町内の店舗が毎月10日に限定メニューを提供するイベント「こんぴら十帖」が10日、スタートした。開会式で関係者がイベントの発展を願った後、早速訪れた観光客らが創作うどんやデザートなどに舌鼓を打った。


こんぴら十帖の開会式に臨む漆原会長(右から2人目)や片岡町長(同3人目)ら=琴平町

こんぴら十帖の開会式に臨む漆原会長(右から2人目)や片岡町長(同3人目)ら=琴平町


 新型コロナウイルスで打撃を受けたまちを、金刀比羅宮の祭事がある毎月10日に合わせて盛り上げようと、町観光協会(漆原康博会長)が企画。趣向を凝らした限定メニューで、リピーターの獲得を目指す。初回はうどん店など13店が参加、今後参加店舗は増えていく見通し。
 同宮参道で実施した開会式では、観光客らが見守る中、漆原会長が「まちを練り歩いて、いろんな食を楽しんでほしい」とあいさつ。片岡町長も「毎月10日は琴平が面白い、と言われるようになれば」と期待を込めた。
 参加店のうち、参道沿いのうどん店2階に設けたイベントレストランは、イタリア料理のシェフが考案した創作うどん2種類を提供。「豚肉と舞茸(まいたけ)のトマトソースうどん」を注文した高松市内の男性公務員(21)は「あっさりしてておいしい」とにっこり。「月1回の限定メニューと聞くと、また来たくなる」と話した。

(四国新聞・2022/11/11掲載)


こんぴら十帖


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