香川県東かがわ市西村の農道沿いで、ピンク色を中心とした約180万本のコスモスが見頃を迎えている。地元住民の組織が「コスモスロード」と銘打ち、農道沿いの田んぼ(南北約400メートル、幅10メートル)に植えており、陽光を浴びて一段と輝く花のじゅうたんが、通行人らを楽しませている。


見頃を迎えて咲き誇るコスモス=香川県東かがわ市西村

見頃を迎えて咲き誇るコスモス=香川県東かがわ市西村


 西村中自治会の住民でつくる西村中地区資源保全活動組織が、地域の景観づくりとして2009年から毎年実施。地元農家の協力を得て、稲作が終わった後にコスモスロードづくりに取り組んでいる。
 今年は種まき時期の9月上旬に雨が続き、種まきが同中旬に遅れたため、見頃も例年より10日ほどずれ込み今が見頃になった。
 田んぼにはピンクや紫、白色の花が爽やかな秋風を受けて揺れており、通行する地元住民やドライバー、カメラ愛好家らを喜ばせている。快晴となった11日午前に子どもを連れて訪れた同市町田の須加雄也さん(35)は「たまたま通ったが、こんなに咲いているなんて。とてもきれい」と話していた。
 13日は午後1時から観賞会(小雨決行)を行い、来場者にジュースか菓子(各先着100人、なくなり次第終了)を振る舞う予定。同組織によると、観賞会後は自由に花を摘み取ることができるという。
 コスモス畑は国道11号沿いにある大内大川小中学校の西側にある交差点を北へ100メートル。同組織は「コスモスが、皆さんの心の安らぎや癒やしになれば」としている。

(四国新聞・2022/11/12掲載)



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