高松交響楽団(佐々木啓隆理事長)の第127回定期演奏会が20日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール大ホールで開かれる。今回はチェコ・ボヘミア地方にまつわる作品3曲を特集。現地の情景が思い浮かぶような壮大な音色を届ける。


大勝秀也

大勝秀也


 メインはチェコの作曲家・ドボルザークの「交響曲第8番」で、明るい田園を思わせる美しいメロディーが特徴。ボヘミアの避暑地で作曲されたといい、親しみやすいワルツや管楽器による叙情的な旋律など、楽章ごとにさまざまな主題が展開される。
 幕開けを飾るのは同国で初演されたモーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」の序曲。チェコの奥深い歴史と雄大な風景を描いたスメタナの連作交響詩「我(わ)が祖国」より「高い城」と「モルダウ」も聴きどころ。
 指揮者は国際的に活躍する大勝秀也を招く。編成人数は約80人。かがわ文化芸術祭2022の参加公演として開催する。
 午後2時開演。入場料は一般2千円ほか(当日券あり)。問い合わせは事務局、電話090-9550-7441。

(四国新聞・2022/11/17掲載)


高松交響楽団



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