さぬき映画祭実行委員会(委員長・橋本一仁四国学院大教授)は12月3日に土庄町中央公民館で、小豆島を舞台とした映画「八日目の蝉」(2011年)の上映会を開く。来年2月に開催する「さぬき映画祭2023」のプレイベントで、郡部での上映機会を創出するとともに、小豆島の自然や街並みなどの魅力を再発見してもらうのが狙い。同作品を手がけた成島出監督をゲストに招く。

 「八日目の蝉」は、角田光代さん原作のベストセラー小説を映画化したヒューマンサスペンスで、誘拐事件に絡む母子の愛憎を描いた作品。主演は井上真央さん、永作博美さん。小豆島でロケが行われ、寒霞渓や中山千枚田などの美しい風景が舞台となっている。上映会は、同実行委が本年度から取り組む新たな事業の一環として企画。今後も各自治体などと連携し、特定の地域にゆかりのある作品の上映会などを展開する。
 開催時間は午後2時(同1時開場)から5時まで。上映後に成島監督と小豆島フィルムコミッション総括プロデューサーの有本裕幸さんがトークショーを行う。司会は香川大客員教授でフリーアナウンサーの中井今日子さんが務める。
 定員750人。料金は500円(自由席)で、前売り券は同実行委と土庄町商工観光課で販売している。
 翌4日には、成島監督と有本さんと共に映画のロケ地を巡る小豆島観光協会主催のバスツアーも行われる。定員40人で昼食付き。参加料は9千円(全国旅行支援適用の場合は5400円)。
 申し込み、問い合わせは、上映会が県文化振興課内の同実行委087-832-3785。バスツアーが小豆島観光協会事務局0879-82-1775。

(四国新聞・2022/11/24掲載)


さぬき映画祭オフィシャルサイト



関連情報