香川県多度津町桃山の桃陵公園で3日夕、ランタンを使ったイベント「たどつ桜んたんページェント」が開かれた。町花・町木の桜の名所として親しまれる公園を、桜の花をイメージしたピンク色のランタン約1500個で彩り、師走の夜に幻想的な雰囲気を演出した。


ピンク色のランタンで幻想的な世界を演出した「たどつ桜んたんページェント」=香川県多度津町桃山、桃陵公園

ピンク色のランタンで幻想的な世界を演出した「たどつ桜んたんページェント」=香川県多度津町桃山、桃陵公園


 地域振興に取り組む町の官民連携組織「まねきねこ課」を中心としたプロジェクト実行委が2017年度から開催。新型コロナウイルスの影響で同園では3年ぶりとなり、ジャズコンサートやマルシェも大勢の来場者でにぎわった。
 ピンクや白色の発光ダイオード(LED)を入れたランタンが遊歩道沿いの木々につるされ、辺りが次第に暗くなると、冬の公園に優しい光の幻想的な“花”が咲き始めた。園内ではLED約1万5千個を使って木々などを彩るイルミネーションもお目見え。香川大学の学生が今秋の「たどつアートフェスティバル」に合わせて作った竹明かりも沿道で淡い光を放った。
 イベントは交流人口の拡大や移住・定住の促進が目標。同課の鈴木尉継課長は「若い女性や家族連れらさまざまな人たちが来場してくれた。まずはイベントをきっかけに多度津や桃陵公園を知り、違う時にも訪れてもらえるようになれば」と期待していた。
 イルミネーションは25日まで継続する。点灯時間は午後5時~午後9時。

(四国新聞・2022/12/05掲載)


たどつ桜んたんページェント2022



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