大石内蔵助ゆかりの寺として知られる香川県小豆郡土庄町長浜の小豆島霊場70番札所・長勝寺(土山悠勝住職)で、赤穂義士四十七士を和紙に描くなどした作品展が開かれている。現代風なタッチで描かれた内蔵助らの表情やダイナミックな動きが、来場者の視線を引き付けている。11日まで。


和紙や自然石を使って赤穂義士四十七士を作品に仕立てた安倍さん=土庄町長浜、長勝寺


 同寺の本堂は内蔵助が兵庫県赤穂市で生活していた屋敷を元禄時代に移築したとされる。今回の作品展は、旧赤穂藩領となる同県多可町のイラストレーター安倍加織さん(47)が、四十七士を題材にした親しみやすい作品作りをしていると聞いた土山住職が出品を依頼して実現した。
 中心となる作品は、多可町の自然石に同県の重要無形文化財などに指定されている手すきの和紙「杉原紙」を貼り付けた上に義士をアクリル絵の具で描いたもの。一人一人の逸話を調べて人物像をイメージし、それに合った俳優やタレントの表情に似せ、浮世絵などのポーズも参考にしているのが特徴。
 安倍さんは「ご縁があって小豆島で作品展を開くことができた。地元の歴史やつながりを感じてもらえれば」と話している。
 入場無料。午前10時から午後4時まで。問い合わせは長勝寺、電話0879-64-5157。

(四国新聞・2022/12/07掲載)



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