「グルクマ」仲間入り 四国水族館
四国水族館(香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁)に、サバの仲間「グルクマ」約100匹が新たに仲間入りした。同館最大の水槽「綿津見の景」で群れを作りながら、元気な遊泳を披露している。
グルクマはスズキ目サバ科の一種で、黄緑色の背中に黒い斑点が並んでいるのが特徴。成魚になると体長40センチほどになる。日本では愛媛や高知、沖縄周辺などに生息している。
今回、同館にやってきたグルクマは、沖縄県国頭村沖で採集されたもので、11月末に約30時間かけ、活魚車で搬入された。「綿津見の景」は水量約650立方メートルの中に世界最大の海流・黒潮を再現した水槽で、アジやスマ、マダラトビエイなど約35種1300匹が展示されている。グルクマも1日から仲間入りし、数十匹で二つ、三つの群れになって泳いでいる。
同水槽では火、木、土曜の午後2時半から、餌やりの様子を見学できる。同館は「水族館の仲間が増え、新たな魅力を加えることができた。今後も何度訪れても楽しめるような魅力作りに努めたい」としている。
(四国新聞・2022/12/07掲載)