松ぼっくりツリー、今年も 玉藻公園、3万個使用
香川県高松市玉藻町の玉藻公園に、同公園の冬の風物詩「松ぼっくりツリー」がお目見えした。約3万個の松かさで作った大小さまざまなツリーが園内を彩り、松ぼっくりならではの愛らしさと自然の優しい風合いが来園者を楽しませている。設置は来年1月31日まで。
玉藻公園のツリー作りは、2009年にスタート。園内3カ所に収集ボックスを設け、来園者らの協力で集めた松かさを使って同公園の職員が制作している。
今年は11月末から約1週間かけて制作。支柱から円すい状に下ろした針金に、数珠つなぎにした松かさを巻き付け、高さ1・2~6メートルのツリー計8本を二の丸跡に設置した。
高さの合計は天守と同じ26・6メートルで、同公園管理事務所は「背後に望む天守台と一緒に楽しみながら、かつて石垣の上に建っていた天守の雄姿に思いをはせてもらえれば」としている。
設置期間中の開園時間は午前7時~午後5時(東門からの入園は午前8時半から)。12月29~31日は休園。問い合わせは玉藻公園〈087-851-1521〉。
(四国新聞・2022/12/08掲載)