四国霊場の寺ごとに定められた和歌「御詠歌」を題材にした初のかるた大会が、12月17日午前10時から香川県善通寺市の総本山善通寺遍照閣で開かれる。お年寄りから子どもまでが競い合えるユニークなイベントになりそうだ。


実行委が作った御詠歌かるた

実行委が作った御詠歌かるた


 御詠歌は各寺の情景や歴史にちなんだ和歌で、巡礼の際には節(メロディー)をつけて唱えられる。御詠歌を通じて四国遍路に親しみを持ってもらおうと、大会実行委(委員長・十河瑞澄志度寺副住職)がかるたを作成、大会を企画した。
 小倉百人一首のように読み札と取り札があり、読み札には各寺の御詠歌が、取り札には下の句14文字がひらがなで書かれている。取った札の枚数を競うルールで、十河委員長は「百人一首と違って覚えている人はそうはいないので、誰でも優勝のチャンスがある」と話している。
 募集は先着100人。参加費2千円。上位入賞者にはゲーム機などの賞品があるほか、参加賞も用意している。申し込みは10日までに大会サイト〈https://ohenro88karuta.com〉から。問い合わせは実行委〈087(811)3250〉。

(四国新聞・2022/12/09掲載)


四国八十八ヶ所御詠歌カルタ大会



関連情報