かがわ文化芸術祭2022=年の瀬に金管の響きを 29日、アンサンブル公演 佐藤(ユーフォ)、東川(トロンボーン)ら出演 レクザムホール
トロンボーンとユーフォニアムを中心に編成する「アンサンブル・ウン・セッティモ」のコンサートが29日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれる。ユーフォニアムの佐藤采香(高松市出身)やトロンボーンの東川暁洋(同)ら香川出身のプロがソリストを務め、年の瀬にまろやかな金管の音色を響かせる。
同アンサンブルは高松一高教諭でトロンボーン奏者の村山修一が主宰。金管楽器の中でも低音の魅力を伝えようと、自身ゆかりの演奏家を集めて2015年から開催している。3回目となる今回は佐藤と東川をはじめ、トロンボーンの三浦葉月(宇多津町出身)、三原成美(高松市出身)を含む20人が出演する。
佐藤はフィンランドのリエクサ国際コンクールユーフォニアム部門で日本人として初優勝した実力者。東川は東京芸大所属のプロオーケストラで活動しており、第一線で活躍する二人の演奏に注目が集まる。
プログラムはビバルディ「四季」より「冬」、「ドラゴンクエスト序曲」などを選曲。最後には作曲家でフルート奏者の藤田哲志が手がけた委嘱曲を初披露する。村山は「人の声のように柔らかい響きを味わってほしい」と来場を呼びかけている。
かがわ文化芸術祭2022の参加公演。入場料は一般2千円(前売り1500円)ほか。問い合わせは村山、電話090-2891-1795。
(2022/12/23掲載)