来年はもっと飛躍の年に―。香川県東かがわ市松原のしろとり動物園で27日、年末恒例の干支(えと)の引き継ぎ式があった。大勢の来園者が見守る中、来年の卯(う)年のウサギに「園の主役」をバトンタッチした。


ウサギに主役をバトンタッチした干支の引き継ぎ式=香川県東かがわ市松原、しろとり動物園

ウサギに主役をバトンタッチした干支の引き継ぎ式=香川県東かがわ市松原、しろとり動物園


 式には世界最大級のウサギ「フレミッシュジャイアント」の雄ジョン(体長約70センチ、体重約4キロ)と、今年の寅(とら)年のトラの代わりに同じネコ科でアニマルショーなどで10年以上活躍する雄猫のファジー(体長約40センチ、体重約3キロ)が参加。ウサギやトラの着ぐるみ姿の飼育員とともにステージに登場した。
 最初にトラ役の飼育員、山内祐奈さん(21)が今年を総括。雨天でも楽しめる屋内施設「アニトピア」が11月に園内にオープンしたことやペンギンなど新しい動物が加わったことなどに触れ、「笑顔(ガオー)を忘れず、一歩一歩トライできた年」と報告した。
 続いてウサギ役の山田一輝さん(20)がジョンと一緒に登場し、「来年は今年挑戦してきたことをウサギのようにぴょんぴょんとさらに跳び越え、多くの人にもっと動物園を楽しんでもらいたい」と、一層愛される施設に向けた抱負を表明。「私が主役です」と書かれたたすきを山内さんから受け取った。
 高松市から訪れた林小2年の早川鈴音さん(8)は笑顔で式を見守り「来年は勉強をもっと頑張り、ウサギみたいにテストの点数をぴょんと上げたい」と話していた。
 同園は年末年始も営業する。営業時間は午前9時半~午後5時(31日~1月3日は同4時閉園、元日は午前10時開園)。問い合わせは同園〈0879-25-0998〉。

(四国新聞・2022/12/28掲載)


しろとり動物園



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