香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮(琴陵泰裕宮司)は来年1年間、江戸期の絵師・伊藤若冲の作品をテーマに、月替わりの絵柄をあしらった限定御朱印を授与する。幅広い層から人気がある若冲だけに、注目を集めそうだ。


伊藤若冲が描いたツバキをデザインした限定御朱印

伊藤若冲が描いたツバキをデザインした限定御朱印


 同宮は奥書院に、現在は非公開となっている障壁画「百花の図」を所蔵。初回の正月版は、一面に描かれた花々の中からツバキの絵柄を採用した。御朱印の大きさは縦15センチ、横10センチで、初穂料千円。元日午前0時から授与を始めるが、数に限りがあり、なくなり次第終了する。
 また今月17日からは、来年の干支(えと)「卯(う)」に合わせ、ウサギをモチーフにした土鈴(千円)や絵馬(500円)を授与。土鈴は親子のウサギがほほ笑み合う、かわいらしいデザインとなっている。問い合わせは同宮社務所〈0877-75-2121〉。

(四国新聞・2022/12/29掲載)


金刀比羅宮



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