「天空のブランコ」などが人気を集める香川県観音寺市大野原町の雲辺寺山頂公園に人工雪で雪遊びができるスポットがお目見えし、訪れた親子連れらがそり滑りなどを元気いっぱいに楽しんでいる。来年2月末までの土日祝日と年末年始(1月3日まで)に設営され、そりなども無料で利用できる。


雪遊びスポットでそり滑りを楽しむ子どもたち=観音寺市大野原町、雲辺寺山頂公園


 開設したのは雲辺寺ロープウェイを運行する四国ケーブル(高松市)。2019~20年シーズンまで人工スキー場「スノーパーク雲辺寺」を同公園で営業していた際の造雪機を活用し、翌シーズン以降も、雪が降ることが少ない香川の子どもらに雪遊びの機会を提供している。年末から設営するのは今季が初めて。
 雪遊びスポットは、パノラマビューの絶景が広がる「天空のブランコ」の近くに整備。造雪機からパイプを通して人工雪を飛ばし、そり滑り用の高さ約2メートルの斜面と、雪遊び用のゾーンを作っている。
 設営初日の24日、標高920メートルの同公園には前日に降った雪が20センチ超積もり、気温は昼間でも氷点下2度。肌を刺す冷気の中、子どもたちは天然雪の感触も味わいながら、そり滑りや雪合戦、雪だるま作りを思い思いに楽しんだ。
 同社は雪遊びスポット開設に合わせ、スノーパーク雲辺寺のレストランだったスペースを軽食喫茶コーナーとして土日祝日に営業。10月から同公園に期間限定で出店しているクレープ店は年末年始も販売する。

(四国新聞・2022/12/31掲載)



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