数多くの風車を飾っている香川県東かがわ市松原の白鳥神社(猪熊兼年宮司)は新春に合わせ、願い事を託せる紅白2色の風車386本を新たに設置した。新年の爽やかな風を受けてくるくると回っており、初詣などで訪れた参拝者を楽しませている。設置は2月末まで。


新春を彩る紅白の風車=香川県東かがわ市松原、白鳥神社

新春を彩る紅白の風車=香川県東かがわ市松原、白鳥神社


 白鳥神社は2021年9月から「いい風が吹くことで物事が良い方向に回りますように」との願いを込めて、境内に風車を飾る取り組みを進めている。今回の設置で境内にある風車数は2070個になるという。
 今回は「新春かざぐるま短冊奉納」と銘打ち、昨秋に初めて取り付けた際に好評だった願い事を託せる短冊付きタイプの風車を採用。拝殿正面にある随身門前と手水(ちょうず)舎に木製の特設棚を設けて飾り付けた。
 風車は1本当たり直径約20センチで、神社関係者がクリアファイルを加工して仕上げた手作り品。梅をイメージした紅白2色を用意し、随身門前に288本、手水舎には98本が30センチ間隔で並んでいる。
 奉納は社務所で午前8時半~午後5時に受け付け、短冊一つ当たり300円。白鳥神社によると、明るい新年や家族の健康を祈る内容が多いという。

(四国新聞・2023/1/15掲載)



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