弘法大師空海の誕生から今年で1250年を迎えるのを記念し、日本郵便四国支社(松山市)は25日から総本山善通寺(香川県善通寺市)を含む真言宗十八本山の写真を使ったオリジナルフレーム切手を販売する。


真言宗十八本山巡拝をテーマにしたオリジナルフレーム切手の第1集

真言宗十八本山巡拝をテーマにしたオリジナルフレーム切手の第1集


 1250年記念事業の一環として、同寺や善通寺市などで組織する記念祭実行委が企画。十八本山は真言宗主要宗派の大本山である18カ寺で、巡礼コースとしても人気が高い。同寺にスポットを当てたデザインの切手にして、市への観光客誘致を図る。
 切手は「十八本山巡拝」と題し、18カ寺を2シートに分けて紹介。第1集は長谷寺(奈良県)、仁和寺(京都府)など9カ寺と、総本山善通寺が所蔵する稚児大師木像の計10枚の切手で構成、シート部分には同寺南大門の写真をデザインした。第2集は同寺や金剛峯寺(和歌山県)など9カ寺と、総本山善通寺所蔵の弘法大師御影(肖像画)の計10枚で、シート部分には同寺五重塔の写真を使った。それぞれに1250年の記念ロゴもあしらった。
 価格は各シート1330円(84円切手10枚入り)で、各950シートの限定販売。県内の全郵便局のほか、18カ寺がある京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県の一部郵便局と、松山、徳島、高知の各中央郵便局計373局で取り扱う。日本郵便のウェブサイト「郵便局のネットショップ」でも購入できる。

(四国新聞・2023/01/25掲載)


郵便局のネットショップ



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