2018年の第4回高松国際ピアノコンクール覇者、古海行子(ふるみやすこ)(24)=神奈川県出身=のコンサートが29日、香川県さぬき市鴨庄の源内音楽ホールで開かれる。同じ時代を生きた作曲家ショパンとシューマンの名曲に焦点を当て、コンクールからさらに磨きをかけた表現力を披露する。来月、レクザムホール(高松市)で開幕する第5回同コンクールのプレイベント。


古海行子

古海行子


 古海は昭和音楽大を経て同大学院を修了。第4回同コンクールで日本人として初優勝した後、第18回ショパン国際ピアノコンクールでセミファイナルに進出し、第12回ダブリン国際ピアノコンクールでは2位に輝いた。CDデビューも果たしており、国内主要オーケストラとの協演のほか、海外でも演奏活動を行っている。
 今回の公演はさぬき市文化振興財団が主催。古海が県内で演奏するのは3年ぶり。
 プログラムは5曲。ショパンの「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」のほか、シューマン・リスト「献呈」、前回コンクール2次審査の課題曲で、思い入れがあるというシューマンの「ピアノソナタ第3番」などを取り上げる。
 午後2時開演。入場料は一般2千円ほか。問い合わせは源内音楽ホール、電話087-894-1000。

(四国新聞・2023/1/26掲載)


源内音楽ホール



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