劇団四季のファミリーミュージカル「人間になりたがった猫」が、18日に香川県仲多度郡多度津町、19日に香川県高松市で上演される。仲間の大切さを知り、共に成長していく姿を描いた作品で、2千回以上の公演を誇るロングランのミュージカルだ。香川公演を前に主人公の猫・ライオネル役の俳優、森田一輝がオンラインで記者会見し、公演への意気込みなどを語った。


「ぜひ劇場に足を運んで」と呼びかける森田


 -作品の魅力はどこに。
 猫のライオネルが主人の魔法使い・ステファヌス博士を怒らせて、罰として2日間だけ人間に変身させられる。街に出て、ヒロインのジリアンやライバルのスワガードに出会って人間の素晴らしさを知る―というストーリー。客席と演者の一体感や大迫力の火事場シーンなども特別な演目だ。
 ―ライオネルはどんな役。
 人間の姿をしているが、本当は猫なので知らない言葉ばかりだし、歩き方や仕草、体の軟らかさもどこか人間離れしている。動きのあちこちに出てくる猫らしさや、だんだんと人間になっていく様子を楽しく見てもらえればと思う。
 ―2020年、ライオネルとして初主役を務めることが決まった後、コロナ禍で公演が中止に。今回改めて全国公演が実現した。
 公演ができなかった2年半の間、「キャッツ」で究極の猫を目指して誇り高く生きる猫を演じた。ライオネルは人間に憧れ、純粋で好奇心いっぱいなので、真逆なところはあるが、キャッツを経て猫の動きに対するとらえ方や考え方がすごく変わった。この2年半、大変なこともあったけれど、ライオネル役をやるにあたっては必要だったのではないか。これも“ご縁”だったんだと思っている。
 ―子どもたちにどんなことを感じてほしいか。
 ぼく自身も小学4年の時に見て「みんな誰でも、一人では生きていけないんだよ」という歌が大好きになった。人を許し、助け合う心や、間違ったことがあればお互いに「それは違う」といえる仲間の大切さを感じてもらえれば。
―香川公演に対する意気込みを。
 ぼくの古里は愛媛県。香川もたびたび遊びに行き、思い出もあるので、公演を楽しみにしている。子どもから大人まで、たくさんの人が楽しめて、じーんと温まるような作品。ぜひ劇場に足を運んでいただけたらと思う。


「人間になりたがった猫」の一場面。中央下が森田演じるライオネル


<公演メモ>
 多度津公演は18日、サクラートたどつ。高松公演は19日、レクザムホール大ホール。共に午後4時開演。一般S席5500円、同小学生以下3300円ほか。問い合わせは劇団四季、電話0570-008-110。

(四国新聞・2023/02/02掲載)

サクラートたどつ


レクザムホール



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