香川県観音寺市出身の和太鼓奏者・植木陽史(45)が代表を務める和楽器演奏集団「独楽(こま)」の結成20周年記念公演「みちなかば」が26日、香川県観音寺市観音寺町のハイスタッフホールで開かれる。和太鼓だけでなく津軽三味線や琴、篠笛(しのぶえ)といった味わい深い「日本の音色」を交え、華やかなステージを届ける。


独楽の20周年記念公演のチラシ

独楽の20周年記念公演のチラシ


 独楽は植木が2001年に設立。大阪府を拠点に全国で演奏活動を行っているほか、フランスやサウジアラビアなど海外公演も重ねた。各地の小中高校を訪れ、子どもたちに和楽器の魅力を伝えるワークショップも精力的に行っている。
 今回は昨年7月に始まった東京都や熊本県など全国10会場を巡るツアーで、観音寺公演が千秋楽となる。タイトルの「みちなかば」は、20周年を迎えてさらに精進していく決意を込めたという。
 公演にはメンバー8人が出演。力強い和太鼓演奏をはじめ、琴と三味線の組み合わせや全員での三味線合奏など幅広いバリエーションでオリジナル曲を披露する。獅子舞の演舞も盛り込んで祭りの雰囲気を演出するほか、ゲストに植木の師匠で日本民謡京極流家元の京極利則と師範の京極利益を招き、津軽民謡のステージも繰り広げる。
 午後3時開演。会場は大ホール。入場料は指定席3500円(前売り3千円)ほか。問い合わせはハイスタッフホール、電話0875-23-7600。

(四国新聞・2023/2/9掲載)


ハイスタッフホール



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