大阪芸大舞台芸術学科の学生によるミュージカル「朝が来るまで夏の夜の夢」が17日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれる。シェイクスピアの喜劇「夏の夜の夢」をアレンジした物語で、新型コロナウイルス下で舞台上演を目指す芸大生の奮闘の日々を描く。プロを目指して演技や演出力を磨く学生約70人が情熱あふれるステージを繰り広げる。


本番に向け、稽古で汗を流す大阪芸大舞台芸術学科の学生ら=大阪府河南町、大阪芸大


 同学科は「ポピュラーダンス」「舞台音響効果」など7コースが連携し、舞台に関わる専門家を育成。学外公演は3年生がこれまでの成果を発表する目的で1994年から毎年開催しているが、今回は新型コロナの影響で3年ぶりとなった。総合監修を務める同大教授で俳優の浜畑賢吉さん(80)=東京都=が20年以上にわたり香川の演劇普及に携わっている縁もあり、県内で初の上演が決まった。
 ミュージカルは全7コースに所属する学生らが協力して制作。ステージを支える“裏方”にも理解を深められる仕組みになっている。コロナ禍を経て上演できる喜びを多彩なダンスと歌で表現しており、高松市出身の4年、公文凛香さんの高らかな歌声も聴きどころ。
 午後1時開演。入場料は一般1500円(前売り千円)。チケットぴあで販売している。高校生以下は無料だが、チケットサイト「ライブポケット」で事前予約が必要。問い合わせは同大舞台芸術学科、電話0721-93-3781。

(四国新聞・2023/03/02掲載)


レクザムホール



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