アンズを生かした地域おこしに取り組む香川県高松市国分寺町の住民グループ「讃岐国分寺あんず事業振興会」(千田隆久会長)の会員の畑で、アンズの花が見頃を迎えている。白やピンクの愛らしい花が咲き乱れ、地域住民らの目を楽しませている。20日ごろまでが見頃。


かれんに咲き誇るアンズの花=香川県高松市国分寺町

かれんに咲き誇るアンズの花=香川県高松市国分寺町


 同会は、アンズ栽培を通じて国分寺地区の振興を図ろうと2008年に設立。会員が地区内で、生食用やジャムなどの加工に適した品種を栽培している。
 会員で、アンズ加工品を製造する工房を営む竹本慧さん(76)の畑では、延べ約750平方メートルに4品種、計120本を栽培。今月初めから、わせ種を皮切りに花が咲き始め、現在半数近くの木が見頃を迎えている。収穫は6月初めから同下旬までの見込みで、竹本さんは「昨年は裏年で不作だったが、今年は花のつきがよく、豊作が期待できそう」と笑顔で話していた。
 同会では、19日午前11時半から午後2時まで、竹本さんの工房などを会場に「あんず花祭り」を開催。花を観賞できるほか、市内の菓子店などによるアンズを使ったスイーツやパン、ジャムなどの販売がある。問い合わせは竹本さん、電話087-874-1354。

(四国新聞・2023/03/16掲載)


讃岐国分寺あんず事業振興会



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