川島さん、讃岐提灯制作 栗林庵10周年でイベント 高松
香川県高松市の栗林公園にあるかがわ物産館「栗林庵」のオープン10周年を記念したイベントが18日、同所で始まり、割安価格のうどんやスイーツ、調味料、工芸品などを買い求める観光客でにぎわっている。27日まで。
栗林庵は2013年3月27日にオープンし、県産品の魅力を観光客らにPR。19年度には過去最高の約2億7700万円を売り上げた。
この日のオープニングセレモニーでは、池田知事が「栗林庵は県産品の良さを発信し、県内外から好評を得ている。今後も愛される施設であるようサポートしていく」とあいさつ。その後、同市出身の現代芸術家川島猛さん(93)がデザインを手がけた讃岐提灯(ちょうちん)のオブジェがお披露目された。作品は、円柱形をした長さ90センチ、直径35センチの2種類で、本体を現代の名工三好正信さん(同市)が制作。川島さんや三好さん、知事らが除幕を行い、エントランスで来店客を迎える新しい伝統工芸品の完成を祝った。
期間中、店内では約60品目を特別価格で販売。さぬき讃フルーツフェア(19日)やラナンキュラスフェス(19日)、軒下マルシェ(25、26日)などが催される。
(四国新聞・2023/03/19掲載)