土庄町を訪れた観光客らに地元の観光名所をPRしようと、町商工会(丹生兼宏会長)は香川県小豆郡土庄町の町総合福祉会館の壁面に、大型の写真パネル4枚を設置した。青い海や夕景などが広がる美しい写真を見て、観光客らがスマートフォンなどで見頃の時間帯や場所などを調べている。


土庄の観光地をPRしようと掲示された大型の写真パネル=香川県小豆郡土庄町、町総合福祉会館

土庄の観光地をPRしようと掲示された大型の写真パネル=香川県小豆郡土庄町、町総合福祉会館


 写真パネルは、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、島への観光客が増えることを見越して2月17日に設置。町内外から寄せられたものや関係者に依頼した写真とキャッチフレーズの中からそれぞれ四つを選び、約2・4メートル×約3・7メートルのパネル計4枚にまとめた。
 掲示しているのは樹齢約1600年と伝えられる巨木「宝生院のシンパク」、干潮時に砂の道が現れる「エンジェルロード」、複雑に入り組む路地が特徴的な「迷路のまち」、瀬戸内海に沈む夕日の色が美しい「屋形崎夕陽(ゆうひ)の丘」からの風景。「歴史を刻む大樹との出会い」(宝生院のシンパク)など、各スポットを紹介する短い言葉が添えられている。
 丹生会長は「観光客だけでなく地元の人にもゆっくりと訪れてもらいたい場所ばかり。小豆島の活性化のきっかけになれば」と話している。

(四国新聞・2023/03/21掲載)


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