内海湾を見下ろす香川県小豆郡小豆島町西村の観光農園「小豆島オリーブ園」で、黄色いミモザの花が鮮やかに咲き誇っている。青い空や海を背景にふわふわとした小さな花が映える様子が、観光客らの視線を引き付けている。見頃は4月上旬ごろまでの見通し。


黄色い花を咲かせ観光客らの視線を引き付けているミモザ=香川県小豆郡小豆島町西村、小豆島オリーブ園

黄色い花を咲かせ観光客らの視線を引き付けているミモザ=香川県小豆郡小豆島町西村、小豆島オリーブ園


 ミモザはオーストラリア原産のマメ科アカシア属の常緑高木。同園ではオリーブの花や実が観賞できない春先に来園者に楽しんでもらおうと、1974年から植樹を始め、現在は約100本を栽培している。
 同園によると、今年は1、2月の冷え込みが強かったこともあり、開花は例年より2週間程度遅い3月上旬。10日以降に日中の気温が高めに推移したこともあり、17日ごろから一気に花が開き始めたという。
 名古屋市から家族4人で訪れていた会社員の船原一祥さん(34)は「瀬戸内海をバックに見る黄色い花は気持ちを穏やかにさせてくれる。ふわふわしていて、かわいらしい」と笑顔で話していた。

(四国新聞・2023/03/21掲載)


小豆島オリーブ園



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