香川県高松市の栗林公園で29日、春のライトアップに向けた試験点灯があった。淡いピンク色の花びらが柔らかな明かりに照らされ、夜空に浮かび上がる幻想的な光景が園内に広がった。ライトアップは31日から4月9日まで。


柔らかな光に照らされる栗林公園の桜=香川県高松市栗林町

柔らかな光に照らされる栗林公園の桜=香川県高松市栗林町


 春のライトアップは今回で20回目を迎える恒例イベント。新型コロナウイルス対策の緩和に伴い、ライトアップ時間中は北芝生広場に限ってシートを敷いての飲食を4年ぶりに認める。
 花見ポイントの多い北庭などを巡る約2・4キロを観賞コースに設定。計360基の灯具で約250本の桜や松などを照らす。鶴亀松東側には今回だけの特別スポットも登場。桜の花びらの形をした約650個の風車を設置して園路を彩る。
 高松地方気象台は22日に桜(ソメイヨシノ)の開花を発表。同公園観光事務所によると、29日時点でシダレザクラ、ソメイヨシノともに満開となった。同事務所は「満開から1週間程度は見頃が続く。期間中は多くの人に散策を楽しんでほしい」としている。
 点灯時間は午後6時から同9時(入園は同8時半まで)。問い合わせは同事務所087-833-7411。

(四国新聞・2023/03/30掲載)


栗林公園



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