公共交通の利用促進などを図ろうと、坂出市は4、5月の計6日間、市内を走る路線バスなどの料金を無料にするイベントを実施する。市の離島3島を運行する瀬戸大橋線も対象に含まれており、観光振興効果も期待される。

 イベントは、公共交通の認知度を向上させ、路線の維持につなげようと、市として今回、初めて取り組む。4月9、19、23日、5月12、21、27日の計6日間は市民に限らず、誰でも無料でバスなどに乗車できる。
 対象は瀬戸大橋線に加え、市循環バスや王越線など、市内で運行している7路線のバス(丸亀・空港リムジンバスは坂出駅―綾川駅間のみ)と、市東部地域で実施しているデマンド型乗り合いタクシー。特に瀬戸大橋線は、岩黒島、櫃石島という、マイカーでは行けない離島を訪ね、観光や釣りなどを楽しむことができる。
 市は「公共交通の利用はゼロカーボンシティ実現にも寄与する。この機会にぜひ、乗車体験してほしい」としている。

(四国新聞・2023/04/06掲載)


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