香川県仲多度郡多度津町出身のパーカッション奏者で国際的に活躍する土取利行さんと、ラップで知られるいとうせいこうさん、サックスの梅津和時さんのコンサート「フリージャズ&ダブリーディング空海」が22日、香川県高松市番町の県社会福祉総合センターで開かれる。今年生誕1250年を迎える弘法大師空海をイメージさせる演奏を繰り広げる。



 土取さんは空海が出家の決意を著した書物「三教指帰(さんごうしいき)」を題材にした戯曲を制作しており、空海の母・玉依(たまより)御前ゆかりの地である多度津町で今秋の上演を目指している。今回は戯曲プロジェクトを周知しようと、仏像鑑賞のあり方を発信しているいとうさんと、土取さんの盟友で忌野清志郎さんのサポートを務めていた梅津さんが協力した。
 土取さんの古里公演は2002年以来。舞台では土取さんと梅津さんの即興演奏に合わせ、いとうさんが幅広い業績を打ち立てた空海への思いをラップにのせて披露する。若き日の空海のエネルギーを思わせる力強いステージとなりそうだ。
 入場料は5千円(前売り4500円)。問い合わせはコミュニティ応援プランニング、電話090-4503-0524。

(四国新聞・2023/04/17掲載)



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