交流拠点施設「やしまーる」 展示をリニューアル 高松市
屋島の魅力に触れてもらおうと、高松市が、香川県高松市屋島東町の屋島山上交流拠点施設「やしまーる」の展示スペースを一新した。屋島の歴史や自然、文化を視覚や聴覚で体感できる作品に入れ替え、回廊型の建物内の各所に配置。訪れた観光客らは館内をゆっくりと巡り、展示品の数々にじっくりと見入っている。
施設は、市の新たな文化観光交流拠点として昨夏にオープン。当初から展示を計画していた屋島の特性や魅力を発信する作品がそろったことから、春の行楽シーズンに合わせて展示をリニューアルした。
作品はローカル展示スペースを中心に、ホールやメインエントランスなどに配置。このうち、同展示スペースには、屋島で出土した土器や石器などと一緒に、砂、岩の粒子などで本物そっくりに作った模造の石を並べている。
このほか、屋島で録音した波や水の音などを振動スピーカーを使って流す「サウンドスケープ」をはじめ、屋島の自然や風景を収めた写真、地形図なども紹介している。
市観光交流課は「屋島の特性や魅力を知り、実際に訪ね歩くきっかけになれば」としている。
開館時間は午前9時~午後5時(金土曜・祝前日は午後9時まで)。火曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)。入館無料。
(四国新聞・2023/04/19掲載)