広がる「ベルばら」の世界 丸亀・レオマに登場 作者・池田さん監修の庭園
香川県丸亀市綾歌町のニューレオマワールド内のオリエンタルトリップに、人気漫画「ベルサイユのばら」の作者・池田理代子さんが監修したバラ園「レオマベルばらガーデン」がオープンした。6日には池田さんを招いてセレモニーを開催。登場キャラクターの「オスカル」や「アンドレ」をあしらった銅板モニュメントを除幕し、オペラ歌手としても活躍する池田さんが美声を披露した。
ベルサイユ宮殿の庭をモチーフにした花壇を設け、キャラクター5人や「ベルサイユのばら」と名付けられたバラを中心に植栽。白い大輪の花を咲かせるバラは男装の麗人オスカルをイメージし、「王妃アントワネット」はローズピンクの花弁で華麗さを表現しているという。
6月18日までの「春の大バラまつり」期間中は等身大のキャラクターパネルを花壇周辺に配置しているほか、庭園を囲む回廊にも漫画のカラーイラストを大判化したパネルを展示。ベルばらグッズの販売も行い、雰囲気を盛り上げる。
セレモニーではバラ園の一角に設置された銅板モニュメントを除幕した後、園内の特設ステージで約200人の観衆が見守る中、同市出身のオペラ歌手、村田孝高さんと一緒に宝塚歌劇の「ベルサイユのばら」やバラにちなんだ楽曲など計12曲を披露した。
池田さんは「キャラクターも含め、皆さんに愛してもらいたい。たくさんの人が来てくれるとうれしい」とアピール。運営するレオマリゾートの藤岡勇社長は「丹精を込めて育て、すてきなガーデンにしたい。新たな名所になれば」と期待を寄せた。
同まつりでは、色とりどりのバラで包まれる「レオマローズガーデン」や白いバラが美しい「ホワイトガーデン」など趣向を変えた六つのバラ園が楽しめる。所定の入園料が必要。火曜休園。問い合わせは〈0877-86-1071〉。
(四国新聞・2023/05/07掲載)