ウクライナ舞踊、華やかに 自国文化誇り高く 20年ぶり日本ツアー 8月4日・高松
鮮やかな民族衣装と華麗な足さばきのコサックダンスなどで知られる「ウクライナ国立民族舞踊団」の公演(MIN-ON、四国新聞社など主催)が8月4日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール大ホールで開かれる。戦禍の中においてもウクライナの文化を守り伝えようと、総勢52人の団員がステージを彩る。
同舞踊団は1937年、ウクライナを代表する振付家、パブロ・ビルスキーが創立。首都キーウを拠点に、古くから伝わる民族的な踊りに新たな振り付けを加えた作品を発表してきた。
ウクライナが昨年2月にロシアによる侵攻を受け、171人いた団員のうち、キーウに残ったのは総裁のミロスラフ・バントフさんら3人のみ。だが、その後1カ月ほどで「世界の人々にウクライナの文化を知ってもらいたい」という思いで団員を呼び戻し、50人でヨーロッパ公演を成功させた。
今回の日本ツアーは20年ぶりで、8月までの3カ月で31都市を巡回。高松公演では「私のウクライナ」「ザポリージャの踊り」など、高い芸術性と自国への誇りあふれる舞踊を披露する。
午後6時半開演。一般A席8千円、B席7千円ほか。問い合わせはMIN-ON四国、電話087-822-9210。
(四国新聞・2023/05/08掲載)