クラシック、寄席、フラメンコ… 多彩18事業 県都に活気 アーツフェスタたかまつ 3日開幕
恒例となった高松市民の文化芸術の祭典「アーツフェスタたかまつ2023」(同事業運営委など主催)が、6月3日から8月27日まで香川県高松市屋島西町の穴吹学園ホールなど7会場で開かれる。今年もクラシックコンサートや寄席、フラメンコなど多彩な18事業で県都を盛り上げる。
同フェスタは市民参加型の芸術活動を発表したり鑑賞したりする場として1975年から開催しており、今年で49回目。
今年の18事業のうち、6月17日に同ホールである「たかまつ発 心が繋(つな)がる和太鼓コンサート」は、善通寺市のプロ奏者・野中耀博(あきひろ)さんや公募で集まった幅広い世代の愛好家らが迫力たっぷりのリズムを響かせる。
同月24日には、「おもいでの心のうたコンサート」が高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれ、県出身の声楽家らが児童合唱団「コールジュニア高松」のメンバーと「ドレミの歌」や「北酒場」など童謡や昭和歌謡、最近のヒット曲を歌い上げる。
今回が初参加となる「音の旅コンサート実行委」は、7月8日に穴吹学園ホールで「音の旅」と題し、物語仕立てでフルートやバイオリンなどの音色を届ける。このほか、落語愛好家の寄席やフラメンコのステージ、菊池寛の戯曲を基にしたミュージカルなどもある。
初日の6月3日午後1時からは丸亀町壱番街前ドーム広場でオープニングセレモニーが開かれ、フェスタに出演する6団体がパフォーマンスを繰り広げるほか、ポスター原画の表彰式がある。問い合わせは同事業運営委事務局、電話087-825-5010。
(四国新聞・2023/05/31掲載)