香川県さぬき市長尾名の県立亀鶴公園で、初夏を彩るハナショウブが見頃を迎えている。黄色を中心に美しく、かれんな花を咲かせており、訪れた人たちを楽しませている。


見頃を迎えて咲き誇るハナショウブ=香川県さぬき市長尾名、県立亀鶴公園

見頃を迎えて咲き誇るハナショウブ=香川県さぬき市長尾名、県立亀鶴公園


 同園では宮池の南西部に「花しょうぶの里」が整備されており、4区画を合わせた約3200平方メートルにハナショウブ約1万5千株が植栽されている。
 市商工観光課によると、今年は5月25日ごろから少しずつ咲き始め、見頃を迎えた。一部区画は花付きが悪いものの、全体としては15日ごろまで楽しめる見込みという。
 1日夕には家族連れらが園内をゆっくりと散策しながら、ピンクや紫、黄色の鮮やかな花を付けたハナショウブをめでていた。スマートフォンなどで熱心に撮影する人の姿もあった。
 三木町から訪れた50代の女性は「ハナショウブは梅雨時にちょうどいい感じの花だと思う。雨が降ったとしても風情がある」と笑顔で話していた。
 見頃に合わせて4、11の両日には住民有志でつくる長尾イベント実行委主催の「市長尾ショウブまつり」が開かれる。4日はよさこい連のパフォーマンスや竹細工の体験教室のほか、市内外のグループが調理したドジョウうどんの食べ比べが楽しめる「どじょ輪ピック」などがある。
 ハナショウブは3日から10日までライトアップされる。点灯時間は各日午後7時~9時。

(四国新聞・2023/06/03掲載)



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