香川県東かがわ市松原のしろとり動物園で、ライオンの双子の赤ちゃんが生まれた。同園でライオンの子どもが誕生するのは5年ぶり。3日から一般公開が始まり、「百獣の王」と評される成獣時の勇ましい様子とは対照的な愛らしい姿が来園者を魅了している。


すくすくと成長中のライオンの双子の赤ちゃん=東かがわ市松原、しろとり動物園


 双子は今年5月20日、雄のクロウと雌のラビィ(いずれも10歳)の間に生まれた。双子の誕生で、同園で現在飼育されているライオンは9頭になった。
 双子はいずれも体長約30センチ、体重1・5キロほどで生まれ、雄と雌1頭ずつ。現在は飼育員が与えるミルクを飲んですくすくと成長し、約40センチ、2・2キロほどまで大きくなった。
 一般公開は入り口近くの飼育スペース「赤ちゃんハウス」で行っており、訪れた家族連れらは、仲良く寄り添って寝たり、よちよち歩いたりするかわいらしい姿にうっとり。東京都の40代女性は「小さくてとてもかわいい。これだけでも来た価値が大いにあった」と笑顔を見せ、徳島県の小学3年の女子児童は「モフモフしていて抱っこしてみたい」と目を輝かせていた。
 同園によると、もう少し大きくなれば双子と来園者が触れ合えるイベントも実施予定。同園は「双子の体調によっては公開しない日もあるが、かわいらしい様子をぜひ見にきてほしい」としている。
 開園時間は午前9時半~午後5時。今月は7日と21日は休園。問い合わせはしろとり動物園、電話0879-25-0998。

(四国新聞・2023/06/04掲載)


しろとり動物園



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