アジサイ鮮やかに 坂出・番の州公園で見頃
梅雨時期に鮮やかな彩りを添えるアジサイが、香川県坂出市の番の州公園で見頃となっている。青や紫、白など色とりどりのかれんな花が開花し、来園者を迎えている。
同園では2014年からアジサイの栽培をスタートした。これまでの噴水広場周辺約400平方メートルの敷地に加え、今年は同広場北側の通路に約70メートルのアジサイロードも整備。55種類約750株が植えられている。
同園管理事務所によると、今年は5月の気温が暖かく、降雨もあったため生育が順調に進み、平年通り5月末ごろから開花し始めた。花の状態や色づき具合は良好だという。
園内では、赤と青色の花に白い縁取りがあるコンペイトウやピンク色の花を咲かせるダンスパーティー、装飾花の形が星になっているスミダノハナビなど、さまざまな品種が順次開花している。見頃は6月いっぱいの見通しで、同事務所は「来るたびに違う景色が見られる変化を楽しんでほしい」と来園を呼びかけている。恒例の「アジサイ祭り」は4年連続で中止とした。
(四国新聞・2023/06/20掲載)