香川県高松市出身のピアニスト中村文香とフルート奏者優花の姉妹デュオ「オリビア」の結成10周年記念コンサートが7月1日、同市亀井町の燦庫SANKOで開かれる。姉妹と同じ昭和音大出身の音楽家3人も加わり、息の合った演奏で応援してくれる古里への感謝の思いを届ける。


中村文香(左)と優花の姉妹デュオ「オリビア」

中村文香(左)と優花の姉妹デュオ「オリビア」


 姉妹は高松一高卒。姉の文香は同大大学院を経てオペラ、ミュージカルの伴奏や音楽教室の講師などとして活躍している。妹の優花は2013年の日本フルートコンベンションで2位に輝き、15年度の県文化芸術新人賞も受賞。デュオでは香川と関東を中心にコンサートを開いており、19年には初のCDを発売した。
 今コンサートのプログラムは「後悔と決心」や「トロピカルカフェ」など13曲で、ピアノとフルートに加え、サックスやドラムも交えた編成で届ける。文香が故郷への感謝を込めて作曲した「TRY GIVE」や、ゲストの一人、荒山諒(ドラム=名古屋市出身)がオリビアの10周年を記念して制作したオリジナル曲も披露する。
 その他のゲストはノバフミヤ(ボーカル、キーボード=静岡県出身)、奥野祐樹(サックス=横浜市出身)。
 午後6時30分開演。入場料は一般4千円(前売り3500円)ほか。予約推奨。問い合わせは文香、電話090-6288-0215。

(四国新聞・2023/06/29掲載)


Olivia 中村姉妹



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