史跡高松城跡・玉藻公園(香川県高松市玉藻町)で7月1日から、園内の水門近くに土日・祝日限定の案内所とカフェを試験的に開設する。観光客らへのサービス向上とにぎわい創出などが狙いで、期間は9月3日まで。公園を管理する県造園事業協同組合は「実施結果を踏まえ、常設での運営を検討したい」としている。


1日から開設するカフェなどの準備に当たる職員たち=香川県高松市玉藻町、玉藻公園

1日から開設するカフェなどの準備に当たる職員たち=香川県高松市玉藻町、玉藻公園


 同組合によると、全体の6、7割を占める西門からの来園客が園内の散策ルートが分からずに迷うケースや、飲食できる休憩場の設置を望む声が多くあることから、数年前から案内所やカフェの開設を検討。新型コロナウイルスの影響による約3年間の延期を経て、ようやく試験実施にこぎつけた。
 開設日は9月3日までの毎週土日と祝日の計22日間。午前10時から午後4時まで、披雲閣庭園北側の水門近くに案内所とカフェなどを設ける。
 案内所には公園管理事務所の職員が常駐し、園内の散策ルートや見どころなど観光客からの問い合わせに対応するほか、来園記念品を販売する。カフェスペースでは食事や飲み物などを提供し、7月1、2日はインド料理の店が出店。テントやテーブル、椅子を設置し、飲食スペースのほか、休憩所としても利用できる。
 現在、期間中のカフェの出店者を募集している。問い合わせは公園管理事務所087-851-1521。

(四国新聞・2023/07/01掲載)


高松城【玉藻公園】公式ウェブサイト



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