多度津高校(香川県多度津町栄町)の生物科学部が一般公開している「ミニ水族館」に、来館を記念した御朱印「魚朱印」が誕生した。活動への賛同者に募っている協力金を寄付した人にプレゼントする。次回の一般公開日は13日。


スッポンモドキの前でオリジナル魚朱印を掲げる生徒たち=多度津町栄町、多度津高

スッポンモドキの前でオリジナル魚朱印を掲げる生徒たち=多度津町栄町、多度津高


 近年、寺社が授与する個性豊かな御朱印の派生として、城を訪れた記念となる「御城印」などが登場している。「魚朱印」は主に水族館で販売され、先行実施する「四国水族館」(宇多津町)からの紹介で、ミニ水族館でもオリジナルの魚朱印を作成した。
 ミニ水族館は、生徒たちの活動と水生生物の魅力を伝えようと、2015年度にスタート。新型コロナウイルス下で休館を余儀なくされることもあったが、現在は偶数月の第2日曜を一般公開日としており、大小90の水槽で飼育する100種類以上の水生生物を観賞することができる。
 ミニ水族館の魚朱印は、「ブタバナガメ」という別名で同館一の人気者になっているスッポンモドキを生徒が描いた朱色のスタンプが入るデザイン。来館記念や訪問日も分かるようにしており、部長で2年の中川さん(16)は「話題になり、お客さんに喜んでもらえたら」としている。
 13日の公開時間は午前10時から午後3時まで。部員と一緒に餌やり体験や触れ合い体験もできる。入館は無料。希望者は同校東門から入場し、直接、同校水産棟1階の会場へ。

(四国新聞・2023/08/12掲載)



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