あす「婆娑羅花火」 レオマで3200発
丸亀市の松永市長は24日の定例会見で、「まるがめ婆娑羅(ばさら)まつり」の代替として開催する花火大会「まるがめ婆娑羅花火ファンタジアinレオマ」の概要を明らかにした。26日午後8時から同市綾歌町のニューレオマワールド園内で約3200発の花火を打ち上げるほか、同園既存の「オーロラショー」などとの融合も図る。
まるがめ婆娑羅まつりについては今年5月、熱中症対策や花火かすによる周辺への影響、打ち上げ場所周辺の渋滞などを理由に、市長が「安全安心な状況が担保できない」として終了を表明し、花火大会は代替開催の方針を示していた。
市長は「どうにか続けて花火大会を開催したいという中で、(レオマ側には)快く引き受けていただいた。事故なく安全に運営できれば」と述べ、会見に同席した同園を運営するレオマユニティーの藤岡勇社長は「地元の人にいつまでも親しまれる施設として、市民と触れ合う花火大会にしたい」と意欲を示した。
当日は午後2時以降、丸亀市民と分かるものを提示すれば、中学生以上は通常2千円の入園料が無料になる。園内と無料駐車場スペースには計51店舗が出店する屋台も設け、夏祭りムードを演出する。
駐車場は園内の有料350台、無料4100台のほか、近隣のアイレックスも500台分を開放。市などは混雑が想定されるとして時間帯を分散しての来場を呼びかけている。問い合わせは市産業観光課〈0877-24-8844〉。
(四国新聞・2023/08/25掲載)