庵治石などで作った「石あかり」が町並みを彩る「むれ源平石あかりロード」(同実行委主催)が、香川県高松市牟礼町の旧庵治街道沿いで開かれている。源平合戦の史跡が残る小道に多彩な作品が展示され、幻想的な雰囲気の中、大勢の家族連れが夕涼みを楽しんでいる。9月3日まで。


さまざまなデザインの石あかりが並ぶ「むれ源平石あかりロード」=高松市牟礼町


 牟礼地区の夏の風物詩となっているイベント。26日から始まった今年は、前年より6日長い9日間の開催で、琴電八栗駅前から源平史跡「駒立岩」までの約1キロ間に約150点の石あかりが並んでいる。
 今年は、県内の高校生らからデザインを公募し、優秀作に選ばれた12点を新たに追加。ダルマやクジャクをモチーフに赤や紫、緑などカラフルな光を放つ作品や、石の隙間から漏れる光が温かな雰囲気を作る作品などがあり、訪れた人はじっくりと眺めたり、スマートフォンで撮影したりしている。
 高松市香川町の小学5年生、東咲嬉さん(11)は「かわいいデザインがたくさんあって楽しい。キツネの石あかりが特にお気に入り」と笑顔で話していた。
 期間中の点灯時間は夕暮れ時から午後9時半まで。9月2日には、武者行列など源平にちなんだパフォーマンスや地元牟礼北小学校の金管バンド演奏、屋台の出店を予定している。

(四国新聞・2023/08/28掲載)


むれ源平石あかりロード



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