小豆島の観光名所を覚えやすいメロディーや歌詞で紹介するご当地ソング「おいでよ小豆島音頭」と、その楽曲に楽しそうなダンスと美しい景色を重ねたプロモーション動画が完成し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信されている。島内の観光関係者や子どもら合わせて約60人が出演し、明るく軽快な曲調に合わせ、笑顔で名所の魅力をPRしている。


小豆島の観光機運の盛り上げへ、島内の観光名所を歌に乗せて紹介する動画「おいでよ小豆島音頭」の一場面


 動画制作は、香川県小豆郡土庄町で妖怪美術館を運営するなどアート事業を展開しているMeiPAM(メイパム)が、新型コロナウイルスの5類移行を契機に観光客を島にもっと呼び込もうと企画。島内の観光事業者らに呼びかけ、6月から撮影を開始した。
 紹介しているのは、小豆島オリーブ公園、寒霞渓、二十四の瞳映画村、迷路のまち、エンジェルロードなど24カ所の観光名所。曲の合いの手として、島特産のそうめんやしょうゆをフレーズに取り入れている。
 作曲はメイパム代表の佐藤秀司さん(46)が担当。メロディーがシンプルで老若男女問わずに覚えやすい音頭調にまとめ、妖怪美術館のファンと一緒に観光名所を織り込んだ歌詞を、笛やかねなどの伴奏に乗せて伸びやかに歌い上げている。
 映像では、観光地をバックにして佐藤さんと一緒に住民らがリズムに合わせて膝を上下させたり、手拍子をしたりしながら歌を口ずさんでいる姿や、妖怪美術館などのキャラクター人形が観光地を指で示したり、太鼓をたたいたりしている様子を取り入れて盛り上げている。
 佐藤さんは「観光地に大切なのは元気。大勢が集まって一緒に歌ったり、踊ったりしてもらえたら。著作権フリーなので、自由に使ってほしい」と話している。
 動画は「おいでよ小豆島音頭」で検索。問い合わせは妖怪美術館、電話0879-62-0221。

(四国新聞・2023/08/31掲載)


おいでよ小豆島音頭


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