十五夜(29日)や十三夜(10月27日)に合わせて、香川県などは、県産食材を使った月見団子9種類を初めて販売する。9月7日以降順次、県内の和菓子店9店の店頭に並ぶ。県は「中秋の名月をめでながら、見た目も味も異なる香川のおいしい団子を食べて、家族だんらんを楽しんで」とアピールしている。


おいでまいなど香川県産食材を使用した「さぬきの月見だんご」

おいでまいなど香川県産食材を使用した「さぬきの月見だんご」


 香川の食の魅力を発信する「かがわの食Happyプロジェクト」の一環。節分の恵方巻きや恵方ロール、端午の節句のちまきやかしわ餅に続く第3弾で、県産食材の認知度向上と消費拡大につなげる。菓子研究団体「香川二六会」が開発に協力、同会所属の9店で販売する。価格は各店で異なり、1個150円から。
 月見団子には、県産ブランド米「おいでまい」や、善通寺市特産の讃岐もち麦ダイシモチなどを使用。和三盆糖や希少糖、オリーブオイル、しょうゆなどで甘みを引き出したり、風味を付けたりしている。こしあんやみたらしを1本の串に刺した串団子のほか、どら焼きに団子を挟み込んだものなど各店が趣向を凝らした一品を提供する。
 また、29日には玉藻公園(高松市玉藻町)の披雲閣で、各店の月見団子と二胡の演奏が楽しめる関連イベントを開催。事前にチケットの購入が必要で、1人2200円。問い合わせは香川二六会事務局0877-24-5188。
 さぬきの月見だんごの取扱店や商品概要、販売期間など詳細は公式サイトで確認できる。問い合わせは県県産品振興課087-832-3383。

(四国新聞・2023/09/05掲載)


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