香川県内のフルート奏者が一堂に集まる「第33回日本フルートフェスティヴァルinかがわ」(香川フルート友の会主催)が10日、高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれる。今回は新型コロナウイルス禍前と同規模の約70人が出演してクラシックやミュージカルの名曲を客席に届ける。ゲストに観音寺市出身の大久保成美を迎える。


昨年の日本フルートフェスティヴァルinかがわ=香川県高松市玉藻町、レクザムホール

昨年の日本フルートフェスティヴァルinかがわ=香川県高松市玉藻町、レクザムホール


 出演するのは県外奏者も含め、未就学児から70代までの会員ら。注目は弦楽器奏者も加えた出演者全員によるオーケストラで、ピッコロやコントラバスフルートなど5種類のフルートで編成する。今回はグリーグの「ホルベルク組曲」と「サウンド・オブ・ミュージック・セレクション」を壮大に奏でる。
 ゲストの大久保は第19回日本フルートコンベンションコンクールのピッコロ部門を制した実力者で、現在は名古屋フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者を務める。今回はサン・サーンスのバイオリン曲「序奏とロンド・カプリチオーソ」をピッコロで演奏するほか、尾高尚忠の「フルート協奏曲」も聴かせる。


大久保成美

大久保成美


田所博

田所博


 ジュニアアンサンブルと社会人グループ、音大出身者でつくる「クリシュナフルートアンサンブル」のステージもある。指揮は坂出高校音楽科教諭の田所博。同会は「4年ぶりの通常公演。出演者も楽しみにしているのでぜひ聴きに来て」としている。
 かがわ文化芸術祭2023の参加公演。午後2時開演。入場料は千円。同1時からはロビーでフルートメーカー6社の展示・試奏会を開催する。問い合わせは同会事務局、電話090-4972-5695。


(四国新聞・2023/09/07掲載)



関連情報