防災や観光に関する情報を外出時にも手軽にキャッチしてもらおうと坂出市は日本郵便へ依頼し、6日から市内の郵便ポストに情報案内用QRコードをプリントしたステッカーの掲示を始めた。同様の取り組みは香川県内初。災害時の避難場所や観光名所の紹介など、市民と観光客らに役立つ情報発信に努める。


坂出郵便局前のポストに情報案内用ステッカーを掲示する有福市長(左)と越智局長=香川県坂出市京町

坂出郵便局前のポストに情報案内用ステッカーを掲示する有福市長(左)と越智局長=香川県坂出市京町


 市と日本郵便は今年6月、安心して暮らせる社会づくりなどに向けて包括連携協定を締結。経済活性化や子どもの育成など、連携して地域の課題解決に当たることを申し合わせた。今回のステッカー掲示は、協定を受けた活動の一環。月内にも市内にあるポスト全103カ所へ順次張り付けていく。
 ステッカーはB6判。避難所情報やハザードマップなどが確認できる「県防災ナビ」、観光名所やイベントを紹介する「さかいで観光Navi」に加え、市の公式X(旧ツイッター)とLINE(ライン)にアクセスできる四つのQRコードをプリントしている。
 この日、同市京町の坂出郵便局前でステッカーの引き渡し式が行われた。有福市長は「これからも市民や地域のために、郵便局のネットワークを活用させてもらいたい」とあいさつ。同局の越智伸武局長は「郵便事業やポストを身近に感じてもらうきっかけになれば」と期待した。
 市は、市内の宿泊施設や飲食店にもステッカーの掲示を依頼する。

(四国新聞・2023/09/07掲載)


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