日本郵便四国支社(松山市)は、1954年公開の映画「二十四の瞳」で大石先生役を務めるなどした女優の高峰秀子さん(1924~2010年)が来年生誕100年を迎えることを記念し、オリジナルフレーム切手を販売している。映画のワンシーンや日常生活をモノクロ写真でデザインしている。


高峰秀子さんの生誕100年を記念したオリジナルフレーム切手

高峰秀子さんの生誕100年を記念したオリジナルフレーム切手


 切手は「高峰秀子生誕100年記念」と題し、高峰さんの代表作「二十四の瞳」「浮雲」などの名場面や、家族から提供のあった日常生活の様子を撮影したモノクロ写真を採用している。1シート(84円切手の10枚組)が1560円で、販売部数は600シートを見込んでいる。
 7日に小豆島町田浦の二十四の瞳映画村で贈呈式があり、土庄郵便局の杉山清孝局長や大江小豆島町長らが出席。杉山局長は「高峰秀子さんや映画の素晴らしさ、小豆島の魅力を広く発信できれば」とあいさつ。フレーム切手を受け取った町長は「素晴らしい切手が完成した。観光などの活性化につなげたい」と述べた。
 県内の全郵便局(一部の簡易郵便局を除く)と徳島、松山、高知の各中央郵便局などで取り扱っているほか、日本郵便のウェブサイト「郵便局のネットショップ」でも購入できる。問い合わせは同支社〈089-936-5257〉。

(四国新聞・2023/09/09掲載)


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