ハギ開花、秋知らせる 塩江・最明寺
香川県高松市塩江町の最明寺（堀川昌海住職）で、ハギの花が開花した。白や赤紫色のかれんな花が境内を彩り、涼しげに風に揺れる様が秋の訪れを伝えている。花を楽しめるのは今月末まで。
境内を白や赤紫色に彩るハギ＝香川県高松市塩江町、最明寺
ハギはマメ科の低木。同寺には境内一円にハギが植えられており、「萩寺」として知られている。
今年は9月初旬から咲き始め、現在三～五分咲き。訪れた参拝者らは、境内を散策しながら花を写真に収めたり、本堂で抹茶やおはぎを味わったりしながら、山里の初秋を満喫している。
同寺によると、朝晩が冷えてくると一気に開花が進み、これから彼岸までが見頃だという。堀川住職は「秋の風情を楽しみながら、ゆっくりと過ごしてもらえれば」と話している。問い合わせは同寺087-897-0118。
（四国新聞・2023/09/12掲載）