2月に開かれた第5回高松国際ピアノコンクールのファイナリストでウクライナ出身のマリア・ナロジツカさんと、香川県内の小中高生がソロ演奏するピアノコンサートが23日、香川県高松市西宝町のミューズホールで開かれる。国際コンクール上位者の確かなテクニックと“未来のピアニスト”のみずみずしい音色が楽しめる。


第5回高松国際ピアノコンクールで演奏するマリア・ナロジツカさん


 コンサートは、同コンクール推進事業実行委が「ピアノでつなぐ音のWA(わ)」と題して開催。子どもたちに世界レベルの技巧に触れてもらうことで演奏レベルの底上げを図ろうと企画した。
 ナロジツカさんはドイツ在住。同コンクールで5位となるなど国際コンクールで入賞を重ね、世界各地で演奏活動を展開している。小中高生は県内の音楽団体が推薦した小学1年~高校3年の24人が出演する。
 コンサートでは出演者がリレー形式でソロ演奏。ナロジツカさんはショパンの「ノクターン」やシューベルト=リストの「魔王」など広く親しまれている6曲を選曲し、児童生徒はモーツァルトやベートーベン、ドビュッシーなどそれぞれが練習に力を注ぐ曲を披露する。
 実行委は「世界レベルのピアニストの演奏と、実力のある児童生徒の幅広い楽曲を楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
 午後1時開演。入場料は一般1200円、高校生以下600円ほか。問い合わせは実行委、電話087-812-5583。

(四国新聞・2023/09/14掲載)



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