香川県高松市の玉藻公園にある国の重要文化財「披雲閣」が芝居小屋となる「マエカブ演劇フェスティバル2023」が9月16、17の両日開かれる。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに通常開催となる今回は、関東や九州など14都府県から24組の劇団、演者が集結。コメディーやラブストーリーなど多彩なジャンルの作品を繰り広げ、観客ににぎやかなひとときを届ける。


昨年の公演の一場面(株式劇団マエカブ提供)


 坂出、高松の両市を拠点に活動する「株式劇団マエカブ」が主催。今年は大書院や蘇鉄(そてつ)の間など六つの部屋を舞台に各組20分程度の寸劇を披露する。上演本数は2日間で約100本に上る。
 県内からはマエカブをはじめ「劇団SANBA-BA」「チクタクノイズ」ら5組が出演。このほか短編演劇バトル「劇王」で優勝した「空宙空地」(愛知)や、道化芸と音楽を融合させた「ましゅ&Kei」(長野)ら実力者が登場する。
 両日ともに劇団の垣根を越えた特別企画も。16日は4組それぞれが三つのお題から即興劇を演じて出来栄えを競い、17日はリレー形式で全5話構成の恋物語を披露してフィナーレを飾る。
 かがわ文化芸術祭2023の参加公演。16日は午前10時30分、17日は同10時開演。1日券は一般3千円ほか(小学生以下500円)。2日通し券は同5千円ほか。タイムテーブルやチケットの購入方法はマエカブの公式サイト参照。問い合わせはマエカブ、電話090-7572-6104。


株式劇団マエカブ


(四国新聞・2023/09/14掲載)


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