手話落語で笑って 林家とんでん平全国行脚 来月1日・高松
全国各地で落語会を開いている札幌市の落語家林家とんでん平(へい)(71)の公演が10月1日、香川県高松市瀬戸内町の旧日新小学校体育館で開かれる。とんでん平は大きな身ぶりや表情によって表現する「手話落語」も手がけており、県民に身体を使って笑いを届ける。
とんでん平は初代林家三平に弟子入りし、1996年に真打ちに昇進した。これまでにも東日本大震災の被災地支援などをテーマに落語の全国行脚を行っている。手話落語は聴覚障害者との出会いをきっかけに始めたといい、デンマークや米国など海外でも手話で公演を開いてきた。
今回は「47都道府県 移動する落語会」と銘打って2020年7月に札幌市からスタート。東北地方を巡ったところで新型コロナウイルスの流行によって中断していたが、全国に笑いを届けようと今年7月から再開している。
とんでん平は「手話落語は障害の有無に関わらず、子どもでも楽しめる。コロナ禍で外出を控える日々が続いたので、ぜひ生の舞台で笑ってほしい」と来場を呼びかけている。
午後2時開演。入場無料。問い合わせは事務局、電話080-4036-4377。
(四国新聞・2023/09/28掲載)