ちょうさシーズン幕開け 観音寺 4年ぶり通常開催 豊浜、かき比べ復活
金糸銀糸の刺しゅうで飾ったちょうさ(太鼓台)の練り歩きで知られる観音寺市内の秋祭りがスタートした。新型コロナウイルスの5類移行で、今年は4年ぶりに通常開催が実現。同市の三大祭りに数えられる「さぬき豊浜ちょうさ祭」は6日に開幕する。22日にかけて、週末の市内は各地でちょうさ祭りの熱気に包まれる。
9月30日、10月1日の伊吹地区の伊吹八幡神社、大野原町内野々地区の三部神社が皮切り。伊吹地区では、みこしが漁船に乗り込んで伊吹島を一周する船渡御が4年ぶりに行われた。
豊浜ちょうさ祭は6~8日で、23台のちょうさが勢ぞろいし、名物の「かき比べ」が4年ぶりに復活する。豊浜八幡神社で6日午後1時からちょうさが宮入り。かき比べは和田お祭り広場で7日午後5時半から、一宮神社で8日午後3時半から。ちょうさを担ぎ上げて高さや勇壮さを競う。
琴弾八幡宮では14、15両日の午後1時からちょうさ9台が宮入りし、かき比べが繰り広げられる。14日午後7時からは財田川河口で奉納花火がある。
大野原八幡神社のちょうさ13台は15日午後1時から大野原中央公園に集結し、かき比べが見せ場となる。常磐小学校(7日)、一ノ谷小学校(8日)、旧萩原小学校(8日)では地域のちょうさが一堂に集まる。
行事予定は、天候などによって中止になる場合や時間が前後する場合がある。市内各地で交通渋滞が予想されることから、関係機関は交通安全に十分注意し、時間に余裕を持って行動するよう呼びかけている。
市観光協会は「秋祭りガイド 2023保存版」を1万3千部作製。市総合コミュニティセンター、大正橋プラザ観光案内所などで配布している。問い合わせは同協会〈0875-24-2150〉。
(四国新聞・2023/10/06掲載)