弘法大師空海の誕生1250年を記念した特別講演会「弘法大師空海和尚のご誕生と善通寺」が11月19日午後2時から、香川県三豊市高瀬町の威徳院で開かれる。空海ゆかりの寺宝の限定公開もあり、空海ファンの関心を呼びそうだ。無料。


空海の衣替えに使われた袈裟

空海の衣替えに使われた袈裟


 講師は、空海の生涯や密教に詳しい坂田知應住職。空海の幼少期を中心に、生家である佐伯家や総本山善通寺の当時の状況などを掘り下げていく。
 講演に合わせて、威徳院の秘仏・木造阿弥陀如来立像などを開帳。また、空海が入定している高野山奥の院(和歌山県)で江戸時代、空海の衣替えに使われた袈裟(けさ)も特別に公開する。衣替えを終えた袈裟は、当時は切り刻んでお札にされていたため、ほとんど現存していないという。
 定員70人で、事前予約制。申し込みは、往復はがき(香川県三豊市高瀬町下勝間913 威徳院)またはメール〈tsakata913@gmail.com〉。締め切りは31日。申し込み多数の場合は抽選。

(四国新聞・2023/10/26掲載)



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